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「つぶやき」で土砂災害防止 アプリ試験運用
国土交通省は、予測が困難な局地的豪雨による土砂災害に対応するため、民間の研究所と共同で、ツイッターでの「つぶやき」の中から、土砂災害の兆候をつかむシステムの開発を進めており、今年6月からは実用化に向けて試作のアプリの試験的な運用を始めている。この試作のアプリでは、「土砂崩れ」や「地響き」など土砂災害に関連する10個のキーワードをあらかじめ設定し、ツイッターのつぶやきの中から検出。投稿内容などから場所を特定して地図上に表示し、「つぶやき」が多い場所で土砂災害の危険性が高まっていると予測する。アプリでは、地図上の画面にレーダーで観測した降水の状況を表示することができ、「つぶやき」の位置と重ね合わせることで、信頼性が高い情報かどうか判断することができる。研究チームでは、災害と関係のあるつぶやきを検出する精度を向上させるとともに、つぶやきの内容の変化などから災害がどれだけ迫っているかを判断する仕組みの開発など、実用化に向けてさらに改良を重ねていくことにしている。【8月20日 NHKニュースより】