運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2022年度 愛知県立ひいらぎ特別支援学校

プラン名 防災学習で学ぶ「命の守り方」~自分で・学校で・地域で~
プランの対象 小学校の部~高等学校の部
目的

身体障害のある児童生徒の「命を守る」ためにはどのような学習や支援をすべきか。3つの柱で学校全体の防災力・減災力を高めていく。
小学1年生から高校3年生までの年齢差・実態差のある児童生徒がどう取り組んでいくのかがポイント。

内容

1 「自分で守る」…全校の児童生徒が主体となり、災害に対する意識を高める活動をするとともに日頃から安全に過ごすための方法について考える。
2 「学校で守る」…教職員やPTAが主体となり、防災マニュアルを見直したり、研修や体験をとおして学校でできる対策について考える。
3 「地域で守る」…市役所や近隣の学校をはじめ、地域の人とつながり、災害時に支えあう関係作りを進める。

成果

【自分で守る】
児童生徒からのアイデアをもとに活動を進めてきた。校内安全パトロールや防災ソング、ポスターの作成により防災が身近な話題となり、日常生活の中で安全に過ごせる環境を意識できるようになった。
【学校で守る】
教職員の防災スキルが上がり、児童生徒の命を守ることに加え、組織として防災を捉えることができるようになってきた。また、保護者が家庭での防災について、考えを深めるきっかけにもなった。
【地域で守る】
市役所や社会福祉協議会との連携が深くなったことに加え、これまで関わりのなかった企業と連携するきっかけとなり、障害のある人が災害時に何を必要とするのかを伝えることができた。学校内だけの取組ではなく、学校の存在や障害のある児童生徒の実態、学習の取組など、積極的に地域に発信していく必要があることが分かった。

【製作物】
ぼうさいレンジャー たすき・缶バッジ.jpg
校内パトロール シールアート.jpg
防災ポスター.pdf

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

愛知県の知多半島を校区とする肢体不自由児のための特別支援学校である。全校児童生徒は小学部、中学部、高等部合わせて約 80 名である。学校生活において医療的なケアを必要としたり日常的に介助を要したりするなど、重度の障害のある児童生徒が多く在籍している。

連絡先 0569-26-7131