運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2025年度 公益財団法人雲仙岳災害記念財団

プラン名 令和7年度 火山ジュニアマイスタースクール
プランの対象 (対象者) 小学生(低学年)、中学生 / (人数)  約10人
実施期間 2025年4月より2026年3月まで
目的
  • 防災意識を高める
  • 防災に関する知識を深める
  • 遊び・楽しみの要素を入れた防災
  • 災害に強い地域をつくる
  • 防災に役立つ資料・材料づくり
内容

○背景:
雲仙普賢岳噴火災害の被災地島原では、災害を知らない世代が増加しており、災害体験を継続的に語り継ぐことが課題となっている。また、近年の多発する自然災害に備えていくために、日頃から自然に興味関心を高め、科学的に調べたり、いざという時に自分で判断・行動できる能力を育てていく必要がある。そこで、島原半島の将来の地域防災を担う若者の人材育成の取組を実施した。

○目的:
火山ジュニアマイスタースクールは、島原半島の小・中学生が「火山マイスター」となり、未来の地域を守り、魅力を伝えるリーダーになるための育成プログラムである。 
本年は従来の座学中心で終わらせず、4月から11月までの計5回の講座の中で、自ら発信することを重視し、火山ジュニアマイスターの活躍を通じて次世代の人材を育成していくことが特徴である。

○対象:島原半島の小・中学生

○内容:火山やジオパーク講座の中で以下の力を養う。
【防災】 火山噴火を理解し、災害時に周りをリードする力
【活用】 ジオパークの魅力を理解し、観光に活かす力
【発信】 学んだことを自分の言葉でまとめ伝える力

○成果:
本年は、全5回の講座を通じ、8名の火山ジュニアマイスターを認定した。アウトプットする仕掛けを重視した結果、参加者は自らの言葉で災害の教訓や地域の魅力を語る力を身に付けられた。これにより、単なる学習の枠を超え、火山ジュニアマイスターが実際に地域住民へ働きかけを行う実践的なスタートになった。

成果

【チャレンジ目標】
① 従来の受け身で聞くだけでなく自分で発信する力を育成
② 地域の魅力を伝える教材を作る
③ 学び終えた後語り部活動を続けられるしくみを作る

【結果・成果】
① 活動を通じて参加者の発表スキルと自信に大きな変化が見られた。当初は読むだけだった参加者が、最終的にはどうすれば相手に伝わるかを自ら考え、主体的に表現できるまで成長した。単なる技術の向上だけでなく、発信に対する興味・自信の向上が大きな成果である。また、災害について聞いた子どもたちが次世代へ語り継ぐ担い手として夏休みの自由研究の発表に取組んだ。
② 地域学習を通じて、地域学習テキストと観光カードを作成し、地元へ発信することに繋げられた。テキストは総合学習でも使いやすい工夫を凝らし、地元小学校へ提供。観光カードは子どもたちの視点で選んだ「おすすめスポット」を盛り込み、観光施設で活用いただけた。
③ ジオパークガイドの会が火山ジュニアマイスターを受け入れてくれて、継続的な活動の方向性を設定できた。今後、地域のジオパーク講座で活動予定。

【製作物】
火山ジュニアマイスタースクールテキスト
雲仙岳おやまカード_垂木台地
大地のヒミツカード_原城

報告資料 報告書
団体紹介

雲仙岳災害記念財団は、雲仙普賢岳噴火災害をきっかけに、噴火災害の伝承を目的に設立され、20年間にわたり指定管理者として雲仙岳災害記念館の運営を行ってきた。現在は、火山災害の教訓や体験を次世代に継承するとともに、地域に関わる団体や博物館と連携して防災教育に取組み、地域における防災の普及啓発を図っている。

連絡先 代表者名:理事長 古川 隆三郎 / 電話番号:0957-62-2539 / メールアドレス:gakugei(アットマーク)udmh.or.jp