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鬼怒川治水に600億円 国交省計画/茨城
国土交通省関東地方整備局は4日、今後総額約600億円をかけ、堤防のかさ上げや漏水対策などの治水工事を軸とする事業計画「鬼怒川緊急対策プロジェクト」を発表した。プロジェクトは栃木県境から利根川の合流点までの茨城県内区間が対象で、国や県、川沿いの常総市や下妻市、八千代町など7市町が一体で行う。今回の水害では、避難指示が遅れたため、住宅に取り残される住民が多数出た。プロジェクトではこの教訓を踏まえ、災害の発生予測に基づき、消防や行政関係者が、災害発生時刻から逆算して事前に定める行動計画「タイムライン」の策定や、自治体の境界を越えての広域避難の仕組み作りなどの対策を進める。同省では既に、川沿いで人口が集中する全国約280の市町村に、計画のひな型となるマニュアルの配布を始めており、雨が多くなる来年5月末をメドに計画を策定するよう、市町村に求めていく。【12月5日 読売新聞より】
▼国土交通省「鬼怒川緊急対策プロジェクト」について
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo05_hh_000006.html