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電中研、我孫子地区の津波再現水路を公開-堆積物研究成果示す/千葉
電力中央研究所原子力リスク研究センターは12月12日、千葉県我孫子市で「大型造波水路」の見学会を開催した。同水路は205メートルと世界最大級の長さを持つ研究設備で、約100分の1の規模で津波を再現する機能も持つ。見学会はその成果を電力、建設会社、大学などの専門家に公開し、意見を交換することを目的に実施した。原子力リスク研究センターでは、確率論的リスク評価(PRA)研究の一環として今後起こりうる津波の想定に取り組む。大型造波水路では津波による堆積物の生成過程を再現。得られた知見をもとに実際の堆積物から過去の津波について規模の正確な推定につなげることを目指している。【1月6日 電気新聞より】