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避難ルートひと目で 防災マップ活用訓練 辰野町小野/長野
長野県辰野町小野区で19日、町が同区をモデルに1年がかりで進めた「崩壊危険箇所抽出及び地域防災力向上事業」の総仕上げの訓練として、住民が中心となり作製した防災マップを用いた避難訓練が行われた。中村、下村、新田の対象3地区でほぼ全世帯が参加し、科学的根拠に基づくマップを見ながら避難を行い、災害時の速やかな行動に備えた。同事業は住民主導型の防災体制づくりを掲げ、県補助を受けて昨年5月から実施。山地崩壊のメカニズムを学んだ後、レーザー航測データの地形解析で危険箇所を抽出し、分布の多い地区で土層を調べてマップを作った。土砂災害の危険箇所と流路を特定し、戸別の避難ルートや段階ごとの避難場所を記してある。訓練では、志野勝英常会長がマップを指さして「避難ルートを頭に入れて。増水時は低い位置の避難所が危険な場合もある。状況に応じて判断を」と呼び掛けた。住民からは「どこへ逃げればいいかひと目で分かる。色分けもしてあり見やすい」との声が聞かれた。【3月20日 長野日報より】
▼辰野町 広報たつの「小野地区で進む防災マップの作成」
http://www.town.tatsuno.nagano.jp/asset/00032/site_shared/division/0200_machi/0203_johotsusin/kohotatsuno/2015/201602.pdf