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内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

リレー寄稿

地域防災の担い手をご紹介

寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

大月浩靖(おおつきひろやす)

いなべ市役所危機管理課(平成19年~現在に至る)
日本活断層学会会員・日本自治体危機管理学会会員
危機管理士1級

主な活動地域
三重県 いなべ市
最近の防災・減災活動

生年月日:1978年2月17日
出身地:三重県
最近の防災・減災活動:
いなべ市のみならず、様々な団体、自治会、小学校、高校どこでも講演 をおこなっており、特に最近では子育て世代を中心に講演会をおこない 、今後の20年後の防災文化の構築を目指す為日々頑張っています。ま た、日々変化する防災訓練の在り方を研究しています。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

現在の部署に異動になり防災学び始めた時に東日本大震災で先遣隊として派遣された時です。少しでも多くの人の命を守らなければならないと感じ、市民一人ひとりがしっかりと防災知識を高めそれぞれが対策をしなければ人的被害を軽減させることができないと思ったからです。私自身も現在の課に異動になる前までは正直防災に無関心であり、日々何も考えてこなかったこともあり、防災の素人でありました。しかし防災を考えるにつれ、災害対策は人の命を預かっていることを考え、素人では災害対策ができないと感じ、防災のプロになろうと思い取組みを始めました。

・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

一番心に残っている事は平成28年4月に発災した熊本地震で益城町の災害対策本部の支援活動をさせていただいた事です。発災後19日に益城町にいなべ市の先遣隊として入り、先遣隊任務終了後、益城町に1人残り引き続き災害対策本部の支援活動に入りました。混乱し多忙な業務を一つでも役に立ちたいと思い危機管理士の資格をいかし、災害対策のコーディネートや電話対応、避難所の推移状況、物資の計画などを行いました。同じ自治体職員として益城の職員の方と一緒に活動できた事は大変良かったと思います。

・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害活動はつながり必要です。支援、受援、要請など災害時には多くの人と関わることになります。平時から多くの方と知り合う事で対応がスムーズになります。益城町での支援活動でも熊本県庁、熊本市役所に友人がいたことにより安心して活動ができました。内閣府がおこなっている防災スペシャリスト講座は全国の防災の仲間と知り合うチャンスだと考えております。そのチャンスを生かして多くの友人を作り「見える関係づくり」を構築する必要があると思います。

・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

1人目は三重大学川口淳先生です。川口先生は建築学が専門ですが、今では地域防災の要になっている先生です。タウンウオッチングから防災計画まで、防災のオールマイティとして活躍されている先生です。 もう一人は私と同じ危機管理士1級取得者である横須賀市のスカジャンの似合う鵜飼進さんです。内閣官房に出向中に国民保護法の制定に関わり、市に戻り防災を熱心に取り組み、異動になった今でも、防災への気持ちは今でも熱い人です。

・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

この場を通じて防災を取り組む人が繋がり、災害対策や減災対策がより良い形になっていければ良いなと思います。 1人ひとりの力は微々たるものでありますが、このサイトを利用して多くの方が防災に取組み、全国民が防災のために一歩進めるようにしていきたいと思います。
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