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身元確認 犠牲者の歯型で 災害想定し訓練/山形
山形県歯科医師会館で30日、大災害が起きた際に犠牲者の身元確認を円滑に進めるため、山形県歯科医師会と県警による研修会が開かれた。研修会は2002年から毎年行われ、今年で15回目。県歯科医師会によると、県警との連携が強まったのは、1983年に発生した山形市の蔵王温泉でのホテル火災。11人が亡くなり、身元確認で歯型を鑑定したという。この日は奥羽大学の花岡洋一教授の指導の下、一班6~7人で遺体役や検査者、記録者に分かれ、デンタルチャートを作成し、レントゲン撮影の模擬訓練を実施。その後、生前のカルテとの比較や照合の方法を学んだ。県歯科医師会の永田秀昭会長は「全国的にみても、県警とはうまく協力が図れている。大災害が起こったとき、遺体を遺族のもとに迅速に返すためにも、訓練を定期的に行うことが重要」と意義を話した。【10月31日 毎日新聞より】