運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2007年度 静岡県立御殿場南高等学校地学教室

プラン名 ESD教材としての防災教育プログラムの開発-自然災害に対する行動力を持った高校生の育成を目指して-
プランの対象 2年生文系地学選択者54名、南高防災講座参加者32名
実施期間 ・継続的な教材作り(2007年4月から2008年2月)・2年生文系地学における授業実践(2007年5月から2008年2月)・環富士山火山防災シンポジウムでの生徒研究発表(2007年11月25日)・南高防災講座(2007年12月2日)・宝永噴火・富士山資料展(2007年12月10日から12月16日)
目的

・2年生文系地学の授業において、地域に根ざした学習プログラムや教材・教具を作成・実践し、地域の自然を知り、生き抜く力を身につけ、自ら行動できる高校生を育成する。
・「地域」「参加型」「連携」をキーワードにESD教材としての防災教育のあり方を探る。

内容

(1) 地域の特性を生かした防災学習プログラムを展開し、ESD(持続可能な開発のための教育)教材として他校でも実践できるものにする。
① 過去の自然災害を知る。
② 自然現象のメカニズムを理解する。
③ 地域で想定される災害とその対策方法を学び、高校生にできることを実践する。
(2)授業や課外活動を通して、高校生自らが学んだことを発信し、地域の方々や行政、専門家と共有する。
① 地域の方をゲストに地震防災コミュニティマップを作成する。
② 富士山宝永噴火300年記念行事に参加し、学習の成果や意見を発表する。
③ 高校と地域、行政、専門機関の連携による防災講座を開講する。

成果

・生徒たちの様子から、科学的な知識に基づいた防災の重要性が確認できた。
・災害ばかりでなく、恵みを学ぶことで、防災への取り組みが変わることがわかった。
・地域や行政、専門家との連携は、一度つながりができるとそのつながりがさらに広がっていくことがわかった。
・シンポジウムや防災講座を通して、高校生の行動力、コミュニケーション能力の高さを実感した。

【製作物】
1.学習プログラムとそのまとめ
 ESD教材としての防災教育プログラムの開発(まとめ).pdf
 シンポジウムパンフレット.pdf
2.授業用ワークシート
 2-1.地震分野
  地-1 地震の基礎知識.doc
  地-2 地震はなぜ発生するのか.doc
  地-3 震源の決定.doc
  地-4 地震はどこで起こるのか.doc
  地-5 地震に伴う現象.doc
  地-6 地震に伴う現象2.doc
  地-7 大地震発生時の行動.doc
  地-8 身のまわりの地震対策1.doc
  地-9 私たちにできること.doc
  地-10 身のまわりの地震対策2.doc
  地-11 単元のまとめ(地震).doc
 2-2.火山分野
  火-1 ダンテズ・ピークを見て.doc
  火-2 映画のまとめと疑問点の共有.doc
  火-3 火山の噴火と災害.doc
  火-4 ビデオ「火山災害を知る」.doc
  火-5 火山の性質.doc
  火-6 火山の分布.doc
  火-7 日本の火山とその恵み.doc
  火-8 富士山の地形と火山活動の関係.doc
  火-9 火山と国立公園.doc
  火-10 富士山ハザードマップと防災.doc
  火-11 単元のまとめ(火山).doc
  火山学習アイディア表.doc
  静岡大学出張講義の流れ.doc
 2-3.気象分野
  気-1 気象災害を知る.doc
  気-2 台風.doc
  気-3 土砂災害を知る.doc
 2-4.行動編
  行-1 防災マップを作ろう.doc
  行-2 改善点を探そう.doc
  行-3 シンポジウムに向けて.doc
  行-4 シンポジウムへの参加.doc
  行-5 あさひTV視聴.doc
  おまけ:御殿場の昔と今(DIG).doc
3.授業の様子・教材情報
 1.地震分野.pdf
 2.火山分野.pdf
 3.行動編.pdf
4.授業用PPファイル
 私たちにできること.ppt
5.広報
 御殿場市出張講義.pdf
 新聞記事.pdf
 静岡大学出張講義.pdf
 南高防災講座(お知らせ).pdf
 南高防災講座(報告).pdf

報告資料 報告書
団体紹介

富士山の東麓に位置する創立43年を迎える普通科高校です。2、3年生文系を対象とした選択地学では、地球や自然について深い認識を持った人間になることを最終目標にし、教科書の内容だけでなく、地震・火山防災や地球環境についての授業も行っています。

連絡先 連絡先:TEL:0550-82-1272(代)