運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

2007年度 愛知県立日進高等学校

プラン名 防災サバイバル体験で災害に強い人になろう―地域のお年寄りや子ども達の支援をとおして命の大切さを学ぶー
プランの対象 本校生徒、地域住民、地域ボランティア団体、養護施設児童生徒、地域保育園児
実施期間 1. 2007.8.29~30 「避難所宿泊体験」2. 2007.9.2 「日進市総合防災訓練ボランティア活動員参加」3. 2007.8.29、9.25、12.7、12.19、「地域防災教育―防災ミュージカル上演」4. 2007.10.6~8 「神戸防災ワークショップ参加」5. 2007.11.10 「名古屋市港防災センター見学」6. 2008.1.7 「防災救急法研修会」7. 2008.1.24 「防災カルタ取り大会」8. 2008.1.28 「防災家具固定体験」
目的

災害が発生した際に、率先して支援活動が行える生徒の育成を目的

内容

学校の体育館で2泊3日の避難所宿泊体験を行う他、地域の児童養護施設や保育園などへ、防災ミュージカルや防災紙芝居の読み聞かせなど地域防災教育を実施する。

成果

生徒アンケート結果3より、参加者の約90%が参加後、防災意識が高まったと回答している。また、生徒アンケート結果4より、災害時にボランティア活動に参加したいと回答した者が約96%いた。このことは、今回の宿泊体験に参加した結果、防災意識が高まり、実際の災害でも進んで活躍したいという意欲を引き出したと考えられる。これは、本プログラムの目的である、「災害が発生した際に、率先して支援活動が行える生徒の育成」を概ね達成したと思われる。さらに、生徒アンケート結果5より、約65%の者が、自宅で避難所宿泊体験の話をすると回答していることから、直接参加していない、家族への啓蒙にも発展すると考えられる。生徒アンケート結果7では、約86%の生徒が今後も防災プログラムに参加したいと回答していることから、今回の宿泊体験をきっかけに、今後も防災知識やスキルが増加すると考えられる。
一方、地域住民・職員アンケート1の結果から、約87%が避難時に地域支援の必要性を感じていることから、公教育である本高等学校も、災害の地域支援のノウハウを持つ必然性が明らかになった。地域住民・職員アンケート3の結果から、避難所生活で心配なこととして、トイレ、飲料水、情報などが何れも高い数値を示した。そのため、災害発生事前に、これらの対策を十分に行っておく必要があると考えられる。そして、地域住民に対し、これらの対策を事前に示しておくことで、不安を和らげ、信頼感を高めることに繋がると思われる。
全体の避難所宿泊体験の感想として、参加者のほぼ100%が参加して良かったと感じており、今回のプログラム内容の適切さをあらわしていると思われる。

「はるかのひまわり」台本.pdf
日進高校防災10ヵ条.pdf
日進高校防災ニュース(4月~2月).pdf
防災カルタ.pdf
「防災ミュージカル はるかのひまわり」.wmv

報告資料 報告書
団体紹介

本校は昭和53年4月に、愛知県の緑豊かな文教地区日進市に開校し、今年で30年目を迎えた。「普通コース」と「国際コミュニケーションコース」があり、平成19年度からは新たに「人間環境コース」も増設される。校訓に「照一隅」を掲げ、自らを生かし、他をも生かし、共に苦しみ、共に喜びながら、国家・社会の一隅を照らす人間の育成をめざす教育を実践している。

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