運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2013年度 熊本県阿蘇郡南阿蘇村立久木野中学校

プラン名 「自らの命を守り抜く」防災教育
プランの対象 中学校生徒
目的

九州北部豪雨の経験から、自然と向き合い、自然災害に備える主体的姿勢を育むとともに、自らの命を守り抜くために判断し、行動するという態度を身につけることを目的としている。「防災教育」を中心とした「安全教育」を家庭や地域を巻き込んで行うことにより、生徒一人一人の防災力を高め、ひいては地域の防災力の向上につなげることができると考える。

内容

自主防災訓練の実践
・様々な想定を取り入れた訓練。
・地域関係機関と連携した訓練。
・学校安全委員会との連携、総合的な学習の時間の実践。
・九州北部豪雨被災地から学ぶ。
・縦割り班(ASK班)による探求学習。
・地域の素材、人材を活用した防災学習。
・地域の自然、環境の調査。
・防災の視点に立った授業実践
・特別活動、総合的な学習の時間、道徳、各教科。

成果

特別活動における「安全学習」で危険を予測する方法を理解し、と自主防災訓練を中心とした「安全指導」で実践的な力をつけ、さらに「安全学習」で振り返るという一連の流れを取ることで、状況判断して行動することができ、さらには「安全」についての意識が高まってきたということがいえる。
 学校で取り組んでいる「安全教育」が、学校・家庭・地域が連携した「安全管理」にも良い影響を与え、組織としての「輪」へと広がり、それぞれの組織の活動に課題意識を投げかけることができた。

【製作物】
熊本県阿蘇郡南阿蘇村立久木野中学校.pdf

報告資料 報告書
団体紹介

本村は阿蘇カルデラの内側に位置し、国立公園に指定されています。北には噴煙を上げ続ける中岳をはじめとする阿蘇五岳、その下には名水百選にも選ばれている白川水源を源流とする一級河川の白川が流れる自然豊かな環境にあります。本校は、全校生徒53名の小規模校です。生徒は小学校から同じメンバーで生活しており、明るく素直です。生徒の主体性を重視するため、8つの縦割り班を構成し、3年生のリーダーを中心に総合的な学習の時間の探究活動はもとより、給食、清掃、様々な行事などを学年の枠を超えて取り組んでいます。時折、グラウンドや裏山に野生のサルが出現し、和ませてくれます。

連絡先 校長 坂梨 光一 (0967)67-0057