運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2021年度 犬山市立楽田小学校

プラン名 Let’s プロテクト 犬山 =災害に強い街づくり=
プランの対象 小学5年生
目的

犬山地区の東部は山に囲まれていて、地域には砂防ダムが各地にある。また、砂防ダムが展示されている公園(小野洞川砂防公園)がある。この公園の見学や管理者の解説を聞くことで、地域の防災施設をより深く知ることができるだろう。
さらに、本地区は明治期から昭和初期にかけてはげ山が多くあり、大雨の度に土石流が流れる地域であった。この山を東京大学が犬山研究林(東大演習林)において再生を果たした。この取組を、知ることによって、森を守ることが防災につながっていることを理解することができるだろう。
これらの地域の特性を学ぶ防災教育カリキュラムを作成することを本プランの目的とする。

内容

防災教育において社会と理科の親和性は高い。5年生において、社会の「低い土地のくらし」を起点に、理科の川の学習で災害について学ぶ。最終単元として、今後、我々の暮らしをどのように変えていけば、災害が起こったとしても、持続可能な生活ができるか議論をして、自分なりの考えを「防災新聞」という形でまとめることにする。

成果

年間を通したカリキュラムマネジメントを行って、計画的に児童の防災意識を高めることに費やした1年であった。授業を通しての意識の変容は以下の結果となった。
とても高くなった32.3%/高くなった63.4%/あまり高くなっていない3.2%/高くなっていない1.1%
その理由としては、次の通りである。
「身近な話題」40.9%/「体験や見学があったから」51.6%/「話がわかりやすかった」34.4%
さらに1年間の中で一番印象に残った授業が砂防ダム見学(53.8%)となった。本取り組みに対する児童の満足度は、満足とやや満足で95.7%を占め、大変充実した実践となった

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

本校は、児童数500人程の中規模校である。犬山市の南東部に位置するが、古墳時代より拓けた場所に位置する。地形的には木曽川の扇状地と東部の山地の縁にあり、それぞれの特徴が校区内に散見できる。東部の山には砂防ダムが各地にある。近くには、砂防ダムが展示されている公園(小野洞川砂防公園)がある。また、明治期から昭和初期にかけてはげ山が多くあって、大雨の度に土石流が流れる地域であった。この山を東京大学が犬山研究林(東大演習林)において再生を果たした。本地区は、このような防災・減災に関われる取組を地道にしている地域と言える。

連絡先 0568-67-1005