運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

防災教育チャレンジプラン

防災力の向上を目指す、防災教育活動の情報提供の場

2021年度 京都府立東稜高等学校キャリアコースライフマネジメントクラス

プラン名 実践マネジメント第2章―京都東稜のぼうさい普及活動―
プランの対象 高校生、保護者、小学生、地域住民等
目的

京都で唯一の防災カリキュラムを取り入れている本団体は、「インプットからアウトプットへ」をテーマにぼうさい普及活動を進めてきた。今年度は、コロナ禍の状況下で、ICTを組み合わせた「ハイブリッド型アウトプット活動」をテーマに地域社会とのつながり、校内の発信を大切にしてきた。
また、今年度より「歴史防災教訓学シリーズ」と題し、歴史、古典の学習と防災学習を結び付けた学習活動をスタートさせた。また、歴史都市京都の文化財を最大限に活用することで、地域を愛し、地域を守る生徒の育成を目指している。地域社会の防災意識の啓発を目的に活動している。

内容

①避難所設営動画づくりにチャレンジ
②動画教材、ICTをとおした配信活動にチャレンジ
③歴史防災教訓学にチャレンジ
④その他のチャレンジ
2年生では、知識を学ぶインプット、3年生では表現、発信力を育むアウトプット活動を重視。また、縦割り活動をとおして、上級生と下級生の交流活動を重視している。

成果

・地域住民との交流をとおして避難所設営動画を完成させ、地域、行政、京都の高校などにDVDの配布活動を行うことができた。
・生徒のアンケート調査で歴史防災教訓学シリーズの内容をとおして、歴史学習の興味・関心はもちろん、防災意識を高める学習につながった。
・2年生の防災ジャーナルの配信は、多くの保護者に関心を持っていただける機会になった。
・チャレンジプランの取り組みが2年生のインプット活動、3年生のアウトプット活動の大きなモチベーションにつながった。
・学校行事などにも防災学習を取り入れることで他クラスにも積極的なぼうさい普及活動が実践できた。
・京都という地域性を活かした防災学習の実践と、2年間の歴史防災教訓学シリーズのパッケージ化に取り組めた。

報告資料 最終報告書(PDF形式)
団体紹介

本校は、世界文化遺産の醍醐寺、小野小町ゆかりの隨心院、そして四季折々の景観や緑豊かな醍醐山・高塚山など、文化、自然豊かな環境に位置する学校です。災害発生時の避難所に指定されている本校で、京都初の環境・公共・防災学習について学習するキャリアコースライフマネジメントクラスが2018 年度にスタートしました。現在、地域の小・中学校や自主防災会などと連携した授業を行い、発表の機会をいただいております。今年度は地域の特色、学校の実態に即したぼうさい普及活動を目指します。

連絡先 075-572-2323