防災教育チャレンジプラン

本校を地域防災の拠点にするため、防災の知識を持ち、自ら考え、判断でき、主体性を持って本校と本校周辺地域の防災に寄与することができる生徒を、取り組みの中で育てて行く。生徒を育てるのがゴールではなく、育てた生徒が自主的に地域防災に取り組むことができるシステム、下地作りがゴールである。

本校高校生より有志を募り、防災に関わる様々な研修、体験、交流を通して、防災に関する知見を深め、主体性を持って本校の防災教育の主軸を担っていくだけでなく、地域の住民、児童に対しても防災の重要性を発信し、協働して防災活動に当たれる人材の育成をはかる。生徒の主体性を高めつつ、生徒の意見をもとに防災活動を行っていく下地を作っていく。

本校が防災に真剣に取り組もうと動き出したのは２０１９年からである。全くの一からのスタートであったため、生徒だけでなく教員までもが｢防災とはどういうことか｣を理解するところから始めなければならなかった。そのため防災教育チャレンジプランの先生方と、龍谷大学石原ゼミの石原先生およびゼミ生のみなさんの知見は非常にありがたかった。なんとかこの一年で生徒は少しずつ知識を増やし、思考力・判断力を養い、主体性を高めることができた。来年度からはより主体性を高め、より生徒主体の取り組みにしていけるよう、心がけて行きたい。

本校は，京都市南区にある全校生徒700 名規模の高校で，豊かな人間性と高い専門性を備えた優秀な教師育成を目指す教育みらい科と，生徒が将来の自分のなりたい姿を見据えながら，特色ある教育活動を展開している普通科を設置しています。生徒たちは，素直で明るく毎日ひたむきに自らの目標に向かって努力をしています。
また，令和5 年度に開校予定の「新普通科系高校」に向けて，京都府内の高等学校で初のコミュニティ・スクールとして，地域や企業，大学，行政機関を代表する方々と共に，地域社会と一体となった学校づくりを推進しています。