このページはパソコンからみてください 津(つ)波(なみ)ばあちゃん「にげなくていいよ」、「でも、にげなくちゃ」と力入れ戸を開ける 学校から家に帰ってテレビを観(み)ていたら、地(じ)震(しん)が来ました。家にいたのは、ばあちゃんと私(わたし)の二人(ふたり)だけでした。家の玄(げん)関(かん)のドアがなかなか開かなくてこまったけど、思いっきり力を入れたらガラッと戸が開いたので、ばあちゃんといっしょに避(ひ)難(なん)しました。 ばあちゃんは「にげなくていいよ」と言ったけれど、私(わたし)は「にげなきゃだめだ」と思いました。どうしてかというと、小さいころから、親に「ここは海に近いから、昔も津(つ)波(なみ)がいっぱい来たんだよ」と、ウルサイほど言われていたからです。 その日の夜は、父(とう)さんも母(かあ)さんも、どこにいるのか、生きているのかさえ分からずに、「家がなくなっちゃたら、どうしよう」とか考えたりしていて、あまりねむれませんでした。 (釜(かま)石(いし)市(し) 当時小学4年 女子) 他(ほか)の災(さい)害(がい)も見てみる
学校から家に帰ってテレビを観 ていたら、地 震 が来ました。家にいたのは、ばあちゃんと私 の二人 だけでした。家の玄 関 のドアがなかなか開かなくてこまったけど、思いっきり力を入れたらガラッと戸が開いたので、ばあちゃんといっしょに避 難 しました。私 は「にげなきゃだめだ」と思いました。どうしてかというと、小さいころから、親に「ここは海に近いから、昔も津 波 がいっぱい来たんだよ」と、ウルサイほど言われていたからです。父 さんも母 さんも、どこにいるのか、生きているのかさえ分からずに、「家がなくなっちゃたら、どうしよう」とか考えたりしていて、あまりねむれませんでした。釜 石 市 当時小学4年 女子)
ばあちゃんは「にげなくていいよ」と言ったけれど、
その日の夜は、
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