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【地域防災】ドローンで探る災害時の人工島脱出 神戸・東灘高が住民に情報/兵庫

兵庫県神戸市東灘区の人工島「深江浜町」にある東灘高校が、災害時に周辺の状況をいち早く把握するため、小型無人機「ドローン」の活用を始めた。深江浜町は1969年に埋め立てられた約120ヘクタールの人工島。津波や高潮の際に標高の高い場所へ逃れる経路は深江大橋しかなく、安全な避難方法を探るには、島全体の状況を把握する必要があった。住民や企業でつくる「深江を善くする会」は以前から、安全な避難方法を議論してきた。災害時の生命線、深江大橋までの安全な経路や、橋周辺の混雑状況の把握が課題だった。そこで、防災教育に力を入れる東灘高校が5月にドローンの活用を提案。近くに本社がある東洋ナッツ食品が機体を購入し、同校に寄贈した。津波や高潮が起きた際は、国土交通省に電話して災害時の飛行許可を得る。生徒が運動場や体育館に避難している間にドローンを飛ばして撮影し、浸水・冠水場所や深江大橋の状況を把握。映像はツイッターを通じて地元の住民や企業と共有し、安全な避難方法を考える一助にする。ドローン導入の決定後、同校教員が操作の講習を受け、生徒も教員から指導を受けた。現在操縦できる生徒は生徒会メンバーのみだが、今後は体育館で練習し、他の生徒たちも「パイロット」として養成する。【9月25日 神戸新聞より】