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【地域防災】事前の備え大切 諏訪地方大規模停電から1年/長野

昨年9月30日から10月1日未明にかけて長野県内を通過し、諏訪地方で最長5日間、最大2万戸の大規模停電が発生した台風24号の被害から1年が経過した。マルモ機械によると、昨年の発電機の販売台数は例年の3割増だった。売れ筋は20万円前後の機種で、今年は千葉県の停電もあり「長くて半年待ち」の状態という。丸茂大介社長は「使用する機器や使用方法に合わせて発電機を選ぶ必要がある。早めに相談してもらえたら」と語る。茅野市玉川南小泉の土屋千秋さんは、夫と6~11歳の子ども3人の5人暮らし。停電した3日間は「復旧の見通しが分からない状態」が続いた。土屋さんは「5、6軒のご近所さんで日が暮れる前に集まり、どうするか話し合った。協力したから乗り越えることができた」と述懐する。照明機器の購入や夕食の買い出し、子どもの預かりなどを分担した。教訓を踏まえ、飲料水や簡易トイレ、保存食などの備蓄も始めている。大規模停電は強風で倒木が多発し、電線を切るなどしたことが原因だった。茅野市は山際ではさらに強い風が吹いていたとみて、年度内に風速計2基を八ケ岳山麓に設置する。水道の安定供給などに向けて発電機や発電車も配備した。県などは送電線近くの樹木を伐採する「予防伐採」に着手している。【10月2日 長野日報より】