運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【地域防災】児童生徒「防災力」向上へ本腰 静岡の2校、“自分備蓄”も検討

災害に備える視点で地域の特性を学びながら子供たちの生きる力を高めようと、静岡県静岡市立中島小学校と中島中学校が本年度から、防災教育に力を入れ始めた。安倍川河口近くに立地する両校は、津波災害をいかに防ぐかが大きな課題となっている。防災へ関心を持ってもらう第一歩として、代表の児童6人と生徒9人が7月26日から3日間、東日本大震災で被害を受けた宮城県を訪問した。児童生徒が被災地で得た知識と教訓を住民らと共有するため、12月第1日曜日の「地域防災の日」を授業日にし、地区の防災訓練後、被災地を訪問した児童生徒の発表の場を設ける予定。災害時に地域の避難拠点になる校内の備蓄品の見直しも進めており、「いざという時、自分たちが使うもの」という意識を持たせるため、両校は水や食料などだけでなく、ほかに必要な備品を子供自身が考えて用意し、専用のボックスに入れておく計画の準備を進めている。中島中の近藤高伸校長は「日頃からの備えと地域内のつながりが災害時の力になる」と強調し、「小中学生も自身の身を守った上で、地域共助の一翼を担う自覚を持ち、自分で行動できるように成長してもらいたい」と期待する。【8月14日 静岡新聞より】