運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【地域防災】台風教訓 防災無線とサイレンへ/茨城

去年の台風19号で、茨城県水戸市では那珂川が氾濫し、住宅700棟余りが浸水するなどの被害が出た。当時、水戸市は那珂川沿いの地域に氾濫前に避難指示を出し、屋外のスピーカーによる防災行政無線を使って、音声で住民に避難を呼びかけていた。しかし、水戸市や茨城大学などのグループが、浸水被害を受けた地域の550世帯を対象に調査したところ、避難の呼びかけなどの情報について、テレビやラジオで得たという回答が60%を超えた一方、防災行政無線で得たという回答は20%ほどにとどまった。調査などでは、激しい雨音でかき消されて避難の呼びかけが聞き取りにくかったとか、放送を聞いたが切迫した状況とは分からなかったなどという声が相次いだということである。このため、水戸市は防災行政無線の運用を見直し、今後、避難指示を出す際には、住民に危機感を伝えるため、音声に加えてサイレンを流すことを決めた。水戸市では来月、住民を対象にした防災訓練を行い、その中でサイレンを使って効果を検証したいとしている。【8月13日 NHKニュースより】