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【地域防災】台風避難、頑丈なホテルに予約殺到…コロナ禍「金をかけても個室で」

九州で一時、約20万人が避難所に身を寄せた台風10号では、新型コロナウイルスへの懸念もあり、頑丈なホテルなどに分散避難する人が相次いだ。九州経済調査協会は、宿泊施設の空室情報などのデータを独自に分析した結果、台風10号が接近中の今月6日、九州・山口のほぼ全県で「宿泊施設の空室が過去1年間で最も少なかった」とみている。広島県大崎上島町はコロナ禍での災害を想定し、6月に町内のホテルと協定を結んだ。指定避難所が定員を超えた場合に活用し、費用は町が負担する。福岡県は7月、災害時にホテルなどを活用する協定の締結を促すため、宿泊施設の一覧を市町村に配った。県の担当者は「建物が頑丈な上、個室なので感染症対策も取りやすい」と説明する。同県朝倉市は8月、高齢や持病などで配慮が必要な人を対象に、ホテルの空き部屋を提供してもらう協定を地元の組合と結んだ。東京大の片田敏孝・特任教授(災害社会工学)は「避難に対する住民の意識に変化が起きつつある。台風10号では一部の避難所で人が入り切れなかった。分散避難をさらに進めるためにも、行政はホテルの活用をしっかり検討する必要がある」と指摘する。【9月9日 読売新聞より】