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【地域防災】土石流でもけが人ゼロの団地 結実した訓練と担当者制度/広島

広島県東広島市黒瀬町の洋国団地では、西日本豪雨で一戸建て49戸のうち約10戸が大破し、ほかの約10戸にも土砂が流れ込んだ。しかし、犠牲者やけが人はゼロで、「日頃の自主防災活動が実を結んだ」と感じる住民もいる。戸建てが並ぶ洋国団地では、災害時に自力で避難するのが難しい住民について避難を助ける「担当者」をあらかじめ決めていた。市のハザードマップによると、洋国団地は全域が「土石流被害想定箇所」とされている。団地では3年前から年2回、土砂災害を想定した避難訓練を続けてきた。毎回、住民の約4分の1が参加し、近くの老人集会所に実際に避難した。土石流が団地に押し寄せた7日、住民は「洋国団地災害対策本部」を自主的に立ち上げた。以降、団地に住む現役の海上自衛官、川野憲一さんがその日の出来事とともに会議の参加者や議論の経過を記し、課題を整理している。「今、目の前で起きていることの検証がいつか必要になる。詳細な記録は後世への教訓にもなる」と川野さんは話している。【7月19日 朝日新聞より】