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【地域防災】災害時安否確認、玄関先の旗で 迅速な状況把握狙い/長野
長野県松川町生田の生東区自主防災会が今夏、大規模な土砂災害や地震などの際、住民が避難状況や傷病者の有無を周囲に知らせる旗を作り、区内の約160世帯に配布した。同区は民家が点在する中山間地域にあり、災害時の各戸の安否確認に時間がかかることが課題だった。旗は赤と青の2色あり、それぞれ約25センチ四方。無事を知らせるのは青で、家にいて安全の場合や、避難する際に掲げる。傷病者の救援が必要な場合は赤で、外出などで安否確認できない人がいる場合は青を三角形に折って掲げる。玄関やベランダにも取り付けやすいように洋服用ハンガーを付けた。自主防災会では35の安否確認班を組織。災害時は各班が担当の世帯を回って旗を確認する。同区は昨年度から自主防災会の態勢づくりに力を入れており、高齢者の一人世帯や自治会未加入者を念頭に置いた安否確認が必要と考えた。県内の自治体でも同様の取り組みがあると知り、参考にした。【8月20日 信濃毎日新聞より】