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【地域防災】課題解決に学生パワー 市街地活性化や防災、空き家対策など 宇大で合同発表会/栃木
栃木県の宇都宮大学地域デザイン科学部の3年生が地域の課題解決に取り組む「地域プロジェクト演習」の合同発表会が、同大陽東キャンパスであり、28班約150人が1年間の研究成果を説明した。演習はコミュニティデザイン、建築都市デザイン、社会基盤デザインの3学科の学生が混合で5、6人の班を構成。各班は県内の自治体や地域団体などと連携し、それぞれが抱える課題の解決策を探る。28日の合同発表会では、各班が研究成果をまとめたボードを用意。来場者や学生が各班を回ってそれぞれの説明を聞き、優れた発表を選んで投票した。最優秀賞に選ばれたのは、小山市消防本部と連携した、幼年期における新たな防火教育プログラムの開発。担当した班は、火や煙の怖さを伝える「ほのおおばけ」や「けむりおばけ」が登場する幼児向けの絵本を作った。子どもたちに防火知識を記憶にとどめてもらうため絵本に着目。「子どもが火と接するのは花火やバーベキュー」「動物が出てくる絵本が好まれる」といった保育士や保護者などの意見を絵本に反映させた。班の佐藤嘉峻さんは「消防本部が行う実際の防火プログラムの内容とも擦り合わせた。絵本を完成させることができて良かった」と話した。市消防本部の担当者は「実際の読み聞かせで子どもたちの反応が良かった」と評価した。【2月1日 東京新聞より】
▼宇都宮大学 地域デザインセンター
http://rd.utsunomiya-u.ac.jp/rdc/centertop/