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【地域防災】豊島で地域住民ら防災訓練 ネパール人ら参加 共助の大切さ学ぶ/東京
ネパール人が働く東京都豊島区の飲食店「ふんわりダイニング」などで19日、防災訓練があった。日本の言葉や文化が分からなくても、命を守る方法を知ってもらおうと、外国人支援などの4グループが共催した。ネパール語の通訳があり、ネパール人を含む約40人が参加。区によると、外国人の参加を前提にした訓練は、区内初という。最初に区職員が、首都直下型地震の被害想定や防災マップの閲覧方法を説明。避難所に指定されている施設を訪れて場所を確認した後、池袋消防署の職員からAEDや消火器の使い方を近くの公園で教わった。119番通報の体験では、店員が店の所在地を電話口で伝えられない場面もあり、課題が浮き彫りになった。主催団体の1つ、NPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」の栗林知絵子理事長は「日本人からアプローチしないと、外国人は地域コミュニティーに入りにくい。見つかった課題は次につなげていく」と話した。【1月21日 東京新聞より】