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【地域防災】防災士 育て生かす自治体/広島
防災士の資格を取得後も交流やスキルアップを支援する取り組みが、広島県内の自治体などで広がっている。県消防保安課などによると、広島市のほか福山、廿日市、三次、北広島の5市町は防災士の養成講座を開催したり、資格取得のための費用を全額助成したりしている。防災士となった後の支援事業にも取り組んでおり、広島市では昨年からフォローアップ研修を年に2回のペースで開催している。福山市は近隣の三原、尾道、府中、世羅、神石高原の3市2町と協力し、防災士の養成事業に取り組んでいる。研修に加えて今年度は「福山防災リーダー連絡協議会」を設立し、今後は市の地域防災計画作りにも参画してもらうという。三次市でも4月、同市が事務局を務める防災士のネットワークが誕生している。関西大社会安全研究センターの河田恵昭センター長は「地域のつながりが失われる中、防災士を生かす枠組み作りは防災力向上のために重要だ。災害が発生した時に共助の核となるよう、自治体などが継続的に支援していく必要がある」と指摘している。【9月28日 読売新聞より】
▼広島市 広島市防災士養成講座について
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1477576789788/index.html