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【技術・仕組】ため池耐震化、全国初工法 高知、災害対策に期待

南海トラフ巨大地震で最大震度7が予想される高知県が、全国で初めての工法で農業用ため池の耐震化を進めている。新工法が採用されたのは高知県本山町の三山池(貯水量約2万トン)。三山池は谷を堤でせき止めてできている。堤の内部に土を挟むように長さ約15メートルの鋼鉄の板を約80組埋め込み、上部にタイロッドと呼ばれる鉄の棒を通し固定する。防潮堤や河川の堤防の耐震化には以前から使われていた技術で、高知大と県などが連携して研究を進め、ため池への応用が決まった。盛り土で耐震性を高める従来の工法では工期が2年以上かかるが、約1年に短縮できる。高知大の原忠教授(地盤工学)は「工事が長期化すると、第1次産業中心の高知県では池の水を使う農家への影響が大きい。迅速に整備を進める必要がある」と話した。【10月25日 日本経済新聞より】