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【技術・仕組】エレコム、広域に緊急情報 放送波で避難所の鍵開閉 加古川で実験/兵庫

エレコムの子会社のDXアンテナは放送波を使い、自治体が電子看板などに緊急災害情報を配信する実証実験を兵庫県加古川市で始める。テレビの地上デジタル放送移行で空いた周波数帯を使う「V-Lowマルチメディア放送」を利用する。音声や画像などを送ることができ、地震情報の配信などで活用されている。加古川市は総務省から「災害情報伝達手段等の高度化事業」の実施団体に選ばれており、9月から約3カ月間の実験では大阪マルチメディア放送と協力する。放送波のデータ制御により避難所となる小学校の体育館の鍵を管理する棚の解錠、棚周辺の照明も点灯できる。受信端末と鍵を保管する棚の電子錠を接続し、放送波で解錠の指示を送ると鍵が開く仕組み。鍵を管理する職員がいなくても開けられるようになる。自治体の職員が放送局に情報を送ると、電子看板に警報などを表示する。自治体が受信端末を購入し避難所や電子看板に設置するほか、テレビに映す場合は各家庭に配布して使うこともできる。避難所への誘導の効果などを検証し、今後は首都圏や関西など他の地域でも実験の実施や採用を目指す。【8月30日 日本経済新聞より】
▼総務省「災害情報伝達手段等の高度化事業」の実証事業実施団体の決定
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban13_02000056.html