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【技術・仕組】メートル規模の岩石摩擦実験により大地震発生前の前震活動の特徴を明確化

防災科学技術研究所は21日、地震発生メカニズムの解明を目的として、大型振動台を活用したメートル規模の岩石摩擦実験を行い、大地震発生前に観測される前震活動の特徴を明らかにしたと発表した。地震の始まり方に関する研究は、これまでも世界中で進められており、現在、“プレスリップ型”と“カスケードアップ型”の二つの有力なモデル(型)が提唱されている。今般、これら二種類のモデルで示される地震の始まりをメートル規模の模擬断層面の状態を制御した岩石実験によってそれぞれ再現し、さらに、二種類のモデル毎に発生する前震活動のパターンが大きく異なることを明らかにした。今後、この研究をさらに進めていくことで、各々の断層における地震の始まりの時期及び形態をより的確に推定できるようになる可能性があり、地震発生の予測精度向上に貢献できると期待されるということである。【7月21日 防災科学技術研究所より】