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【技術・仕組】南海トラフに備え 三重県が津波予報システム本格運用
南海トラフ巨大地震に備え、三重県は津波予測・伝達システム「DONET」の本格運用を始めた。津波発生と同時に県南部の熊野市や志摩市など9市町に津波予報を配信する。県はシステムの精度を上げ、2月に予報配信に必要な気象庁の「津波予報業務許可」を取得した。許可取得は和歌山県に次いで国内で2例目になる。システムは三重県と防災科学技術研究所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が協力して構築。尾鷲市沖から南海トラフまでの海底に張り巡らされた総延長250キロのケーブルでつながれた地震計や水圧計で津波を起こす変動を瞬時に検知できる。9市町での最速津波到達時間や最高津波高、津波浸水を予測し県と市町に伝達。避難を促す緊急メールを地域の住民や旅行者に知らせる。津波の第2、第3波が予測されたときは、その都度、警戒メールを送信。東日本大震災で第2波後に海岸に近づいた人が津波に巻き込まれた二次被害防止の役割も担う。【4月17日 SankeiBizより】
▼三重県 県南部市町での「DONETを活用した津波予測・伝達システム」の活用を開始します
https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0022100104.htm