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【技術・仕組】土砂撤去ポンプ製品化へ 苫小牧「とませい」 災害時に活用/北海道
廃棄物処理運搬業の「とませい」は、地震などの災害で生じた土砂をホースで吸い込み、強力な圧力でそのまま仮置き場まで運ぶ災害用ポンプの開発を北見工業大学や苫小牧工業高等専門学校などと進めている。1時間で最大200トンの土砂を1キロ先まで運ぶことを目標にしており、来年度中に実用化にこぎ着けたい考え。同社などは既に、建築現場でミキサー車の生コンを型枠などに送るコンクリートポンプを改良して災害用ポンプの試作機を製作。2個のシリンダーを油圧ポンプで交互に高速で動かし、ポンプの一方に取り付けたホースから大量の土砂を吸い込み、強力な圧力をかけて反対側に付けたホースを伝って土砂を遠くまで運ぶ仕組みである。【11月13日 北海道新聞より】