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【技術・仕組】大小の地震発生割合、断層監視に「有効」 静岡県立大特任准教授が発表

静岡県立大グローバル地域センター地震予知部門総括の楠城一嘉特任准教授が、小さな地震と大きな地震の発生割合を示す指標「b値」が断層にかかる力の推定に有効であることを米カリフォルニア州の地震の解析で確認した。一般に、地殻内に大きな力がかかっているとb値が低下することが知られている。楠城特任准教授が注目したのは、昨年7月にマグニチュード(M)6・4、7.1の地震が続発したリッジクレスト地震。過去数十年分の膨大な地震活動を統計処理し、地震前にb値が低下していたことを確認した。地震後も断層の南端にb値が低い領域があり、今後も地震活動を監視する必要性を指摘した。これまでに南海トラフ巨大地震の想定震源域や熊本地震の地震後の断層帯でも同様の研究を行っていて、b値の有効性がさらに確認された格好だ。手法を改良することで火山群や富士山の地下の監視などへの応用も期待できるということである。【6月18日 静岡新聞より】
▼静岡県立大グローバル地域センター 小さな地震がカギになる直下型大地震の研究
https://www.global-center.jp/earthquake_prediction/theses/#f47cad69