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【技術・仕組】御嶽山噴火を3D映像で再現「火山防災に活用を」
戦後最悪の火山災害となった5年前の御嶽山の噴火災害を教訓に、登山者の安全対策につなげてもらおうと、防衛大学校の山田浩之准教授らのグループは昨年、噴火の様子を3Dで再現したシミュレーション映像を開発した。映像は火口周辺の地形が忠実に反映されていて、火口の北東側には多くの噴石が飛んだ一方、東側は山の斜面が壁となってほとんど飛ばないなど、噴石がどう飛散するかが詳しくわかるようになっている。また、地元の神奈川県立横須賀高校の生徒と協力して、VRの技術を使ってよりリアルに見られるようにもしている。山田准教授は「登山者は噴火の発生で山のどこが危ないか、または危なくないのかがわからない。シミュレーションを通じてそれを事前に把握してほしい。過去の噴火を教訓に、この技術が火山防災に役立つことを期待したい」と話している。【1月15日 NHKニュースより】