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【技術・仕組】日立、ダムの放流計画を自動作成 河川氾濫の水害最小化

日立製作所は15日、大雨による河川氾濫を最小限に抑えるダム放流計画を自動で作成する技術を開発したと発表した。日立パワーソリューションズが提供する河川の氾濫を時系列で予測するツールを使う。ダムの下流の河川が氾濫しないように事前にダムの水位を下げたり、流量を調整したりするための計画を自動で作る。1日半分の放流計画を10分以内に作る。熟練の技術者が対応していたが、短時間で最適な計画を立てるのは難しかった。3つのダムを対象にした実験では、100年に1回の規模の大雨でも下流の流量の最大値を8割以下に抑え、氾濫が起きない計画を10分以内に立案できたという。一方、一般的な放流計画だとダムが満杯になった。同様の研究はほかにもあるが「開発に至った例はまだなく、いち早く提供できる」(日立)という。AIを組み合わせて予測精度を高める考えだ。過去の雨量や河川上流の水位計や流量などのデータをAIで解析し、より最適な計画立案につなげる。【12月15日 日本経済新聞より】
▼日立製作所 河川氾濫による水害の最小化に向けて、ダム放流計画の自動作成技術を開発
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/12/1215.pdf