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【技術・仕組】災害時の自主避難促す警報器「ひなん獅子」開発 地域の雨量データ活用 岡山理大

雨量計のデータや過去の災害の記録から、自主避難のタイミングを知らせる簡易警報システム「ひなん獅子」が、岡山県内外に広まりつつある。岡山理科大生物地球学部の佐藤丈晴准教授(防災気象学)らが開発した。「ひなん獅子」は警報器本体に青・黄・赤の3色のランプがあり、警報器に接続された雨量計が降雨を検知すると青、「注意(大雨注意報相当)」で黄、「警戒(大雨警報相当)」で赤が点灯する。危険が差し迫った場合には、赤のランプが点滅する仕組み。ランプがともる雨量の基準値は、過去の雨量データや用水路があふれるなど地区の細かい災害記録、避難先までの距離などを考慮しながら、設置する自治会や施設側と佐藤准教授らが協議して決める。家庭用電源で稼働し、設置のために特別な工事も不要なことから、30万円程度で導入できるということである。システムは2020年9月から実用化され、これまでに県内外で10台が設置されている。佐藤准教授は「機器を通じて防災・災害を自分事として捉え、意識を高めてもらえたら」と話している。【11月24日 毎日新聞より】
▼岡山理科大学 佐藤研究室
https://www.big.ous.ac.jp/~sato/seika.html