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【技術・仕組】豪雨の一因「線状降水帯」に飛行機で迫る 名大などが来夏に

「線状降水帯」の発生場所や強さなどを予測しようと、名古屋大宇宙地球環境研究所の坪木和久教授らの研究チームが来年7月、航空機を使った「直接観測」に乗り出す。研究は琉球大や気象庁と合同で行い、線状降水帯が発生する12時間前の予測を目指す。予測には水蒸気量の把握が欠かせないが、衛星では正確に推定できなかった。そこで、航空機から、長さ約30センチの筒状の測定機「ドロップゾンデ」を約30個投下。気温や湿度、気圧などを測り、海上の水蒸気量を計算する。坪木教授らのチームはこれまで、最大風速が毎秒六七メートルを超す「スーパー台風」などの大型台風を対象に、ドロップゾンデを使った同様の直接観測を2度実施。台風の気圧などのデータ収集のほか、目の中の様子を撮影することにも成功している。坪木教授は「ドロップゾンデを使えば発生日時や場所、強さの程度を予測できる精度の良いデータが取れる。避難するべきかどうか判断する材料になり、適切な避難行動にもつながる」と話している。【11月18日 中日新聞より】
▼名古屋大宇宙地球環境研究所 飛翔体観測推進センター
http://coso.isee.nagoya-u.ac.jp/