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【技術・仕組】過去の富士山噴火、分析手法を開発 山梨県研究所
山梨県富士山科学研究所は1日までに過去に起きた富士山噴火の頻度や休止期間を詳しく分析できる手法を開発したと発表した。これまで溶岩が噴出した年代は主に地層の積み重なりなどから推定してきたが、特定が難しいケースもあった。新手法は、磁石のような性質がある地磁気に着目。高温で噴出した溶岩は鉱物を含んでおり、冷却されると地磁気を記録する性質がある。地磁気は年代によって方向や強さが変わるとされ、その特徴を調べれば溶岩の年代特定に役立つという。同研究所は溶岩などを千点以上集め、紀元前1000年~紀元後1100年ごろの地磁気の変動具合を体系化した。個々の溶岩を、この変動具合に当てはめることで、噴火の年代や頻度の解明が進むと見込まれる。【11月1日 日本経済新聞より】