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【技術・仕組】避難所の水タンク特許 熊本赤十字病院 台に載せず給水可能
熊本赤十字病院の宮田昭副院長らが、2016年の熊本地震の避難所で被災者を支援した経験から給水タンクを改良する技術を考案し、特許を取得した。新たに考案したタンクは直接地面に置くことができ、蛇口は地面から約70センチの使いやすい高さに取り付ける。水が減ると内部の貯水容器の下側が縮んで水位が上がり、水圧を保てる仕組みだ。重りと滑車で自動的に水位を調節するよう工夫した。重りの代わりに足や手で小型ジャッキを押して持ち上げる簡易な構造も、コストを抑える方法として検討している。宮田副院長は「首都直下地震が想定されており、できるだけ早く製品化したい。特許でアイデアを占有するのではなく、必要な人が誰でも使えるようにしたい」と述べた。【5月23日 西日本新聞より】
▼熊本赤十字病院 災害対応用給水タンクの開発で特許を取得!
https://www.kumamoto-med.jrc.or.jp/newssys/11435