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【技術・仕組】防災で自立促す 墨田区、備蓄物資梱包に障害者が参加/東京
災害発生後に必要となる備蓄物資の梱包作業を障害者に担ってもらう事業が、障害者の就労支援などを行う「墨田区立すみだふれあいセンター福祉作業所」で始まった。災害への備えに障害者が参加するのは全国でも例がないといい、防災の観点から障害者の自立を促すことも狙っている。この事業は災害支援を行う民間企業「ミューチュアル・エイド・セオリー」が展開する「『ガーディアン72』災害支援プロジェクト」の一環で、東京都墨田区に業務委託する形で実現した。プロジェクトは、災害発生直後の混乱で支援物資が届きにくく、さらに生存確率が下がる目安とされる「72時間」以内に必要となる食糧や衣服などを詰め込んだ段ボール箱「G72ボックス」を、全国の自治体に事前備蓄してもらおうと始まった。同社のボックスは「仕分け不要」に加えて、(1)災害発生後に備蓄倉庫から各避難所に届ける広域対応型(2)首都直下型地震や島嶼部の被災を想定した事前備蓄型の2パターンを展開。ボックスの一つ一つに番号が振られているため、物資の紛失を防ぐこともできるということである。【3月15日 産経新聞より】
▼ミューチュアル・エイド・セオリー株式会社 ガーディアン72
http://guardian72.jp/info.html