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【普及啓発】「洪水段波」で氾濫域2.5倍 たまった土砂・流木の決壊起因 九大研究班が朝倉の4河川で確認/福岡

昨年7月の九州豪雨の際、河川が土砂でせき止められてできる「天然ダム」の決壊などにより水が一気に押し寄せる「洪水段波(だんぱ)」が、少なくとも福岡県朝倉市の4つの河川で発生していたことが、九州大の研究グループの調査で分かった。段波は、川面を走るように段差がある高い波が押し寄せる現象で、山津波と呼ばれることもある。九州豪雨では住民が撮影した映像や証言から、朝倉市の寒水川と白木谷川、赤谷川、道目木川で発生したことが明らかになった。研究グループは、段波の発生原因として「河道が狭く、土砂崩れが多発し、大量の流木が発生したことで各所で『天然ダム』ができやすい状況だった」ことを挙げる。田井准教授は「段波の発生自体を防ぐのは難しい」とした上で「段波の流速を抑えられるよう川幅を広くしたり、堤防を設けたりするなどハード対策を考える必要がある」と指摘している。【6月27日 西日本新聞より】