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【普及啓発】コロナ禍の避難、何が必要? 児童向け教材、静岡大生が考案

新型コロナウイルス感染症流行時に自然災害が起きる場合を想定し、必要な備えを子どもたちに伝えようと、防災教育に力を入れる静岡大教育学部の藤井基貴准教授のゼミの学生らがこのほど、絵本とクロスワードパズルを作成した。絵本は、慶応義塾大環境情報学部の大木聖子准教授の研究室が考えた提言「3密の避難所で役立つ 7つの備え」に、静大生がオリジナルのストーリーとイラストを加えた。「紙せっけんとマスク」「手袋とポリ袋」「予備のメガネ」など感染症対策に有効な道具を物語に沿って紹介し、非常用の持ち出し袋に入れておくよう促す。児童の主体性を育むため、それぞれの道具が災害時に必要になる場面は、あえて触れない内容に仕上げた。クロスワードは「3密」「フェイスガード」などが正答になるよう問題を構成した。防災用語をあまり知らない中低学年向けには、簡単なクロスワードを解くごとにマスクやスリッパといった防災グッズの絵柄のピースを集めるパズルゲームのプログラムを用意し、楽しく学べるよう工夫している。藤井准教授は「防災を自分の問題として捉えられれば、受け身になりがちな学校の避難訓練も効果が高まるはずだ。主体性を引き出すには学習の仕掛けが必要」と強調する。今回の教材は改良を重ねながら、特別支援学校や浜松市外の小学校でも活用を図っていく。【7月26日 静岡新聞より】