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【普及啓発】九州北部豪雨の被害大きかった龍田陳内地区 「水害不安」いまだ8割/熊本

2012年7月の九州北部豪雨で白川が氾濫し、大きな被害を受けた熊本市北区龍田陳内4丁目の住民を対象にしたアンケートで、同地区に住み続けている世帯の約8割が、河川改修後も「水害が不安」と答えていたことが26日、分かった。県によると、同地区は154戸が全半壊などの被害を受け、その後、河川改修で110戸が移転を余儀なくされた。住民の防災意識の変化を調べている山口大大学院の山本晴彦教授(気象防災学)が移転世帯を含む87世帯でアンケートを実施した。「水害が不安」と回答した理由として「川幅は広くなったが、川底は浅いまま」「家から川までの距離が近くなった」などを挙げていた。地域での防災の取り組みについては57%が「していない」と回答。一帯は主に1970年代に開発された住宅街で高齢者世帯が多く、「防災訓練に参加するのは負担」などの声もあったということである。山本教授は「改修に伴う安心感の一方で、全国各地で想像を超える大雨も観測され、住民は不安感を持ち続けているのではないか」と分析する。【6月27日 熊本日日新聞より】