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【普及啓発】千葉 警戒区域外の土砂崩れ 台風19号の雨影響か 専門家

国土交通省で大規模な土砂災害の調査などを担当する国土技術政策総合研究所の中谷洋明室長は10月31日、千葉県内3か所の土砂崩れの現場を調査したあと、県庁で報道陣の取材に応じた。それによると、調査した3か所はいずれも、雨が降ると1週間から2週間程度は水分が抜けにくい粘土質の地質だったということである。これを踏まえ、土砂崩れの原因については10月25日の豪雨に加え、その2週間前の台風19号の雨が抜けきっていなかったことが影響した可能性があるという見方を明らかにした。中谷室長は「これまでの指標で、長期間にわたって降った雨が与える影響を拾えていたか検証しないといけない」と述べ、雨の後、土壌に残る水分の評価が適切だったかどうか検証が必要だという考えを示した。また3か所のうち、千葉市緑区誉田町では斜面の角度などが国の基準を下回っていたため、警戒区域の指定に向けた調査が行われていなかったが、これについて中谷室長は「誉田町の土砂崩れのメカニズムは分析が難しく、もとの地形も残っていないので斜面の角度についてはコメントできない」として、原因のさらなる分析が必要とする見方を示した。【10月31日 NHKニュースより】
▼国土技術政策総合研究所 令和元年台風19号における国総研の災害調査・技術支援の活動状況
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/typhoon19/katsudou/katsudou_dosya.html