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【普及啓発】南海トラフ地震そなえ、事前避難 住民の声生かす 県とモデル3地区、意見交換終わる/静岡

南海トラフ沿いで大地震が起きる可能性が高まった場合に備え、静岡県から事前避難の検討モデル地域に指定された3地区(伊豆市土肥、河津町浜、湖西市新居)と県の意見交換が9~12月、行われた。全国で唯一、津波災害の特別警戒区域に指定されている伊豆市土肥地区は、市街地に津波が到達するまで7分程度。「できるだけ自宅にいたい」など住民意見を踏まえ、お年寄りらは終日事前避難、健常者は昼間に自宅などで過ごし、就寝時の夜間のみを事前避難する案を県が提示。避難所として、地区の旅館が協力を申し出ているという。湖西市新居地区は市街地に津波が到達するまで25分ほど。健常者は地震発生後すぐに高台などに避難すれば逃げ切れると想定する。高齢者らは事前避難し、安全を確保する案が県から示された。アドバイザーで東京大生産技術研究所の加藤孝明教授(地域安全システム学)は「避難先での食料をどうするかなど課題もある。引き続き地域で検討し、より良いルールを作っていく必要がある」と指摘した。県が2月をめどに公表する県版ガイドラインを参考に、市町は臨時情報が出た際の事前避難の具体的な対応を地域防災計画に定める。【12月16日 東京新聞より】
▼静岡県 「南海トラフ地震臨時情報」について
https://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/nankaitorahu.html