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【普及啓発】台風19号、子育て世帯アンケ 「避難しなかった」75% 「災害弱者の自覚を」 熊谷のNPO実施/埼玉

埼玉県熊谷市の子育て支援NPO「子育てネットくまがや」が、主に乳幼児のいる子育て世帯を対象に2019年10月の台風19号接近時の避難行動を尋ねるアンケートを実施し、フリーペーパー「ホップ・ステップ・ジャンプ」2020年春夏号で結果を公開している。同団体は台風19号が去った後、約2週間のうちに熊谷市内19カ所の子育て支援拠点を訪れた母親らにアンケートを実施。避難の有無や避難先、その理由を聞いた。熊谷市を中心に570世帯が回答。このうち143世帯が避難し、427世帯が避難しなかった。避難先は、避難所が46%、実家が44%、ショッピングモールの駐車場など「その他」が10%だった。避難しなかった世帯も、7割以上が「避難準備をした」「垂直避難した」と回答した。避難しなかった理由については「子供がいるので危険・迷惑」が約3割と最も多く、「自宅が危険地域ではない」「雨風が強かった」「避難するタイミングを迷った」などの理由が続いた。避難した世帯からは、困った点として「授乳やオムツ替えのスペースがなかった」「子供が興奮して寝ないので朝4時に帰った」などの点が挙がった一方、「子連れ専用の部屋を用意してくれた」「図書室を使わせてくれたので子供が飽きずに過ごせた」などと、子連れ世帯に配慮された避難所もあった。アンケート結果は熊谷市危機管理課にも提出し、避難所の子育てスペース確保などを要望した。同団体の大崎幸恵代表は「子供がうるさいなどと責められた例は実際にはなかったが、ママたちは遠慮して行けなかった。避難所によっても子育ての対応にばらつきがあった」と話す。【4月6日 毎日新聞より】
▼子育てネットくまがや 子育て情報誌ホップステップジャンプ春夏号が完成しました
http://kosodate-ooen.net/2020/03/28/38号%e3%80%80子育て情報誌ホップステップジャンプ春夏号/