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【普及啓発】台風19号で被害の橋 降雨時に大量の水集中しやすいなど共通点

去年10月の台風19号で、長野県内では、上田市にある上田電鉄の橋の一部が崩落したほか、東御市でも県道の橋が崩れて1人が死亡するなど、橋が壊れる被害が相次いだ。台風から12日で1年となる中、河川の災害に詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は千曲川にかかる50の橋と川の構造との関連を調査した。それによると、大きな被害を受けた5つの橋で▼川の中流部に位置し▼上流側の流域の面積が広く雨が降ると大量の水が集中しやすい場所にあることや▼川幅が狭かったり川底が浅かったりして水の勢いも増す場所にあるなどの共通点が確認できたということである。こうした場所にある橋は、橋脚などに大量の水が勢いよくぶつかるため比較的新しいものでも、土台部分が削られて傾いたり、崩落したりするということである。二瓶教授は、「豪雨災害の際に被害が出やすい橋の傾向が見えてきた。リスクが高い橋をあらかじめ把握し、地盤を集中的に補強するなど優先的に対策を講じる必要がある」と指摘している。【10月13日 NHKニュースより】