運営
内閣府政策統括官(防災担当)
協力
防災推進協議会

ニュース

防災関連の最新ニュースをご紹介

記事が削除される等の理由で、リンク切れとなる場合があります。ご了承下さい。

【普及啓発】台風19号 本体東側に巨大「水蒸気帯」 発達台風が熱帯から引き込む

台風19号は海面水温の高い海域で急発達する「急速強化」を経て、東南海上に暖かく湿った空気を引き込む巨大な水蒸気の流れ(水蒸気帯)を発生させていた。こうした水蒸気帯は台風と同時に生じることがあるが、気象庁アジア太平洋気象防災センターの永戸久喜所長は「今回は特に勢力が強く、かなり大規模な水蒸気量が川のように流れ込み、山地へぶつかったのではないか」と分析する。今後、温暖化で強力な台風が増える恐れもある。国連の報告書では、地球温暖化が今のペースで続くと世界の平均気温が約20年後に18~19世紀の産業革命前より1.5度上昇する恐れがあるとされる。国立環境研究所地球環境研究センターの江守正多・副センター長は「一般に海水温が1度上がれば、その分だけ台風の勢力は強くなる。温暖化により今回と同じか、それ以上の勢力の台風の襲来率が上昇するのは明らかだ」と警鐘を鳴らしている。【10月15日 産経新聞より】