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【普及啓発】国連で「世界津波の日」啓蒙イベント、日本など主催
日本政府は1日、インドネシアやチリ、モルディブなどと国連で5日の「世界津波の日」を前に防災意識を高める啓蒙イベントを開いた。公開討論では、別所浩郎国連大使が江戸時代に安政南海地震の津波を村民に知らせて犠牲を減らした和歌山県の逸話を紹介。「将来の災害による被害を減らすには次世代の理解と啓蒙が重要」と述べ、25カ国の高校生を日本に招き防災学習を広めると表明した。国連近くで開かれたレセプションでは、国連開発計画(UNDP)のシュタイナー総裁が「東北大学と富士通の(津波被害予測)システムのような技術が各国を助ける」と述べ、災害分野での日本の技術貢献に謝意を示した。また、国連国際防災戦略事務局(UNISDR)は津波関連の啓蒙活動をする初代「ツナミ・チャンピオン」に、2004年のインド洋大津波でパートナーを亡くしたモデルのペトラ・ネムコバさんを指名した。【11月2日 日本経済新聞より】
▼外務省 「世界津波の日」関連イベント等の開催
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/gic/page22_002883.html