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【普及啓発】地球温暖化で台風の移動速度遅く 被害拡大のおそれ

気象庁気象研究所の山口宗彦主任研究官などのグループが、気候予測データベースを使って、過去のデータをもとにした再現と、現在のペースで温暖化が進んだ場合の将来の予測を比べ、台風の移動速度がどのように変化するかを調べた。その結果、日本がある中緯度帯では移動速度が遅くなり、今世紀末ごろの東京付近では、およそ10%遅くなって平均速度が時速31キロになるということである。気象研究所によると、温暖化によって上空の偏西風がいまより北で吹くようになり、台風を東に移動させる風が弱まることが原因とみられるということである。一般的に台風は、速度が遅くなると大雨や暴風にさらされる時間が各地で長くなり、被害が拡大する傾向がある。山口主任研究官は「今後は温暖化による影響を地点ごとにも詳しく調べて、地域ごとの防災につなげられるようにしていきたい」と話している。【1月9日 NHKニュースより】
▼気象庁気象研究所 【共同プレスリリース】地球温暖化によって台風の移動速度が遅くなる
https://www.mri-jma.go.jp/Topics/R01/020108/press_020108.html