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【普及啓発】大規模災害時の遺体引き渡しを訓練 県警や医療機関など/滋賀

滋賀県では大規模災害で命を落とした犠牲者の身元確認や遺族への引き渡しをスムーズに行えるよう、県内の警察や医療機関、葬儀会社などが連携して専門の訓練を行っている。内閣府によると、犠牲者や遺族の対応に主眼を置いた訓練は全国でも珍しいという。10日に草津市で開かれた県総合防災訓練での、遺族への遺体引き渡しを想定した訓練では、遺体安置所や遺族の控室に見立てて棺おけやいすを並べた部屋で、ロールプレイ形式で実施した。東日本大震災の発生直後は、遺体安置所にDNA型鑑定の器具などがなく、身元の特定に時間がかかったため、犠牲者の遺体が取り違えられて別の遺族に引き渡された反省がある。そのため、県はDNA型鑑定や歯型の照合は不可欠とし、歯科医院のカルテや行方不明者の家族と確認する意向である。訓練を提唱した滋賀医科大の一杉正仁教授(社会医学)によると、訓練では、消防から警察に遺体を引き渡す際に遺体の発見状況や損傷具合などの情報が伝え切れていないことが浮き彫りになった。今後は器材が足りなかったり、電気や水道などライフラインが途絶されたりした場合の訓練も実施していくということである。【9月15日 中日新聞より】
▼滋賀県 平成29年度滋賀県総合防災訓練における主要な訓練
http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/as00/files/1_shuyokunren0824.pdf