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【普及啓発】岐阜 下呂の浸水被害 拡大の一因は用水路の「跳水」現象か

岐阜県下呂市は、記録的な大雨で190棟を超える住宅などで水につかる被害が出ていて、このうち萩原町羽根地区では、谷を流れてきた大量の雨水が地区に張り巡らされた農業用の用水路であふれるなどして、住宅などおよそ30棟が被害を受けた。現地調査した河川工学が専門の京都大学防災研究所の竹林洋史准教授が映像を分析したところ、流れる水が急激に水かさを増す「跳水」と呼ばれる現象が起きていたことがわかった。この場所では、用水路の傾斜が急に緩やかになったことなどで、速い水の流れが遅くなった水にぶつかり、妨げられたために急激に水かさが増して、用水路をあふれ出し、被害の拡大の一因になったと見られるということである。竹林准教授は、「斜面の多い山あいの農地には跳水のリスクがある用水路が多い。リスクのある場所を把握して、土のうを積むなどして警戒しておくことや、用水路を整備する際には、跳水を考慮して構造を考えるべきだ」と注意を呼びかけている。【7月16日 NHKニュースより】